まるで煙のようにふんわりと広がるスモークツリーと、瑞々しい存在感を放つ紫陽花。そのふたつを中心に束ねたスワッグは、空間に静かな華やかさと、深い安らぎをもたらしてくれます。「冬の葉」では、そんな自然の息吹をそのまま感じられるような作品づくりを大切にしています。 スモークツリーは、初夏から梅雨にかけて咲くユニークな植物。細かい糸のような花がもこもこと広がり、まるで煙のように見えることからこの名前がつきました。その幻想的な雰囲気は、ドライにしても損なわれることなく、やさしく空気を含んだまま残ります。光の加減や見る角度によって表情が変わる、不思議な存在感を持った花材です。
一方で紫陽花は、湿度のある季節にしっとりと咲き誇り、時間の経過とともに色味や質感が変化していく花です。ドライにすることで、ブルーやグリーン、パープルが褪せながらも美しく残り、そのグラデーションが、作品に深みと落ち着きを与えてくれます。スモークツリーと紫陽花、それぞれ異なる質感を持ちながらも、調和の取れた印象を生み出します。
このスワッグでは、スモークツリーと紫陽花に加え、ユーカリやラグラス、ニゲラの実、スターチスなど、季節の草花を合わせています。ナチュラルでどこか儚いトーンを意識しながら、自然な流れが感じられるよう、一本一本の角度や重なりにこだわって束ねています。スワッグは、花瓶に飾らなくてもそのまま壁に掛けられるため、飾る場所を選ばず、暮らしにすっと溶け込むのが魅力です。
「冬の葉」のスワッグは、すべて一点一点、手作業で制作しています。素材の状態やバランスを見ながら、そのときにしか生まれない表情を大切に仕上げています。完全に同じものは二つとない、自然のかけらのような存在です。季節の贈り物や、お部屋の模様替え、気持ちの切り替えのタイミングにもおすすめです。
長く楽しめるドライフラワーは、飾っていくうちに少しずつ色が変わっていきます。その変化すらも作品の一部。時間とともに深みを増し、暮らしの一部となっていく過程をお楽しみください。ふと目を向けたとき、やさしい気持ちになれるような。そんなスワッグをお届けしています。
静かに寄り添いながら、日々の暮らしに彩りを添える。スモークツリーと紫陽花のスワッグが、あなたの空間にやわらかな息吹を運んでくれることを願っています。
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